ベトナムの携帯電話事情

カテゴリ: 生活豆知識 2014/09/18

短期のご旅行の際は、日本のスマートフォンを海外ローミングで利用する方がほとんどなのではないかと思います。しかし、ベトナムに長期滞在するのであれば、ベトナムの携帯電話を利用したほうが断然お得です。

まだまだSIMフリーの少ない日本の携帯電話ですので、ベトナムで利用しようと思ったら機種の本体ごと購入することになります。しかし、それを踏まえても日本の携帯電話を利用するより格安です。

日本と異なるベトナムのモバイルスタイル

日本で携帯電話を利用する際には、電話機本体をキャリア(Docomo、SoftBank、au)で購入してそのままそのキャリアのプランに申し込むことになります。電話機を購入するのと同時にその本体に電話番号がつけられ、基本的には電話を変えない限り同じ電話番号を使い続けることになります。また、料金は月額制となり、使用した分を翌月に支払うポストペイド方式が採用されています。

一方ベトナムでは、先にお金を払ってその分だけ利用することができるプリペイド方式が採用されています。もちろん日本と同じような月額制のプランもありますが、一般的に利用されているのはプリペイド方式です。また、電話機と電話番号はそれぞれ独立しており、同じ電話番号を別の携帯電話で使ったり、同じ携帯電話で複数の番号を使うこともできます。この辺りは初めての方にはわかりづらいと思いますので、下で詳しく説明します。

電話をかけるまでの流れ

1、 携帯電話の購入

まずは電話を購入することになります。NokiaやSamsungの2000円~3000円程度の安い機種もあれば、8万円程度のスマートフォンなどもありますが、日本からスマートフォンを持ってくるのであれば、電話オンリーの安い携帯をオススメいたします。ベトナムでもスマートフォンの普及は進んでおりますが、まだまだベトナム人には高価な商品ですので、盗難などの被害にも遭いやすくなります。

なお、日本のスマートフォンのSIMロックを解除して利用するといった方法もあります。しかし、解除した場合はキャリアのサポートが受けられなくなってしまうためオススメはいたしません。

電話は家電量販店や街中の携帯電話を取り扱っているお店で手に入れることができます。ホーチミンであれば基本的にはどこに行っても見かけることができると思いますので、簡単に購入できるはずです。

2、電話番号(SIMカード)の購入

電話を購入したら、次にすることはSIMカードの入手です。購入した携帯電話にSIMカードを入れることによって、初めて電話としての機能を持つことができるのです。SIMカードも携帯電話と同じく、街中の携帯電話屋さんなどで購入できます。通常は100000ドン(500円程度)で購入可能です。

たくさんの電話番号の中から、自分の好きな番号を選ぶことができます。ゴロの良い番号ほど高い傾向にあり、中には100万円を超すような高価なSIMも存在します。

※高価SIM購入サイト
http://www.thegioisodep.com/

3、 キャリアの選択と電話料金

日本にもDocomo、SoftBank、auがあるように、ベトナムにも携帯電話のキャリアが複数存在します。そのキャリアのSIMを入れることによって、自動的にそのキャリアのサービスを受けることになります。キャリアごとに通話料金などが異なりますので、SIMを購入する際にはキャリアを選ぶようにしましょう。

キャリア プラン キャリア内通話 キャリア外通話 国際通話
Mobifone Mobicard 1380ドン 1580ドン 4114ドン
Mobi4U 1280ドン 1380ドン 4114ドン
Viettel Ciao 1190ドン 1380ドン 3600ドン
TouristSim 2160ドン 2160ドン 3240ドン
HappyZone 890ドン 1290ドン 3600ドン
Vietnamobile VM One 1500ドン 1500ドン 5000ドン
Beeline Bign Kool 900ドン 900ドン 4114ドン

・Mobifone
ベトナム国内で最大手の通信キャリアです。国内の携帯電話市場の40%程度を占めています。
・Viettel
Mobifoneに次ぐ大手の通信キャリアになります。国内の携帯電話市場の35%程を占めています。ベトナム軍隊通信国社系列業者です。
・Vietnamobile
2007年から第三世代携帯電話通信サービスを開始した、こちらも大手の通信会社です。ハノイテレコム系列です。
・Beeline
2009年からサービスを開始した新しい通信キャリアです。公安省系列のグローバルテレコム社によるものです。

4、通話料金のチャージ(プリペイド)

ベトナムの携帯電話は基本的にはプリペイドですので、電話をかける度にSIMに登録されているチャージが減っていくことになります。残高が0ドンになってしまったら着信専用となってしまい、こちらから電話をかけたりメッセージを送ることができなくなります。そのため、残高が無くなる前にチャージをしなければなりません。

チャージをするためには、専用のカードを購入してください。カードも携帯電話ショップや家電量販店など、携帯電話やSIMを購入したところで買うことができます。チャージ方法はそのカードに記載されていますが、全てベトナム語のためここで簡単に紹介させていただきます。

カードを手に入れたら、まずは裏面の銀色の部分を爪で擦ってください。するとチャージコードが現れますので、そのコードを電話に登録します。例えばMobifoneの場合は、「*100*チャージコード♯」を入力して電話をかければ、残りの残高が増えその旨を伝えるメッセージが送られてきます。

プリペイド方式の携帯電話は、自分が使う分だけを事前に入れることができますので、使いすぎを防ぐことができます。しかし通話の途中で残高がなくなってしまうと、チャージをしない限りは再度電話をかけることができなくなってしまいます。「*101♯」でSIMの残高を確かめることができますので、特に電話をよく利用する方はチェックをする癖をつけましょう。

携帯電話の活用方法

・複数SIMの携帯電話を利用するメリット

携帯電話ショップで機種を選んでいると、複数のSIMを入れることのできる電話を薦められることがあります。日本では考えられないことなので意味がわからないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、マルチSIM携帯電話を利用すれば、1つの携帯電話で複数の電話番号を持つことができるようになるのです。

このマルチSIM携帯電話を利用する最大の利点は、複数のキャリアのサービスを受けられるという点です。例えばMobifoneとViettelのSIMを入れておけば、Mobifoneの人に電話をする際には同じキャリア同士で通話料がお得なMobifoneの番号を、海外に電話をする際には海外通話がお得なViettelの番号を使えば、電話料金を抑えることができます。

・ベトナム国内から日本に国際電話をかける

電話料金をチャージする際には100000ドンのプリペイドカードを購入する方が多いのですが、実はこの100000ドンでも20分程度の国際通話が可能です。キャリアなどによって細かい料金は異なりますが、当然日本にも電話をかけることができます。

国際電話をかける際には、相手先の電話番号の前に「+81」か「0081」をつけ、電話番号の最初の「0」を省略するだけです。例えば「090―1111―2222」に電話するのであれば、「+81―90―1111-2222」もしくは「0081-1111-2222」でつながります。

・ネットはカフェから利用する

日本では、スマートフォンでインターネットを利用するのが当たり前になっていますが、ベトナムでも当然同じように電話でネットを楽しむことができます。定額制のインターネットプランに加入すればいつでもどこでも気軽にネットが出来るのですが、ホーチミンなどの大都市であればインターネットプランに加入しなくても不自由なくネットが使えます。

ホーチミンには、いたるところにカフェがあり、基本的にカフェではフリーでWiFiを利用することができるのです。移動中に利用したいという方には向かないかもしれませんが、カフェをうまく活用すれば定額プランを利用する必要がなくなります。