ベトナムの不動産事情

カテゴリ: 生活豆知識 2014/09/26

短期滞在の場合はホテル暮らしで問題無いと思いますが、数ヶ月単位、数年単位でベトナムに暮らすとなると、やはり自分用の住居が必要になってきます。しかし、ホーチミンと行っても広いですので、どこに住めばいいのかわからないという方が多いのではないでしょうか?また、どのようなタイプの賃貸があるのかもわかりません。

ここでは、ホーチミンの居住エリアや賃貸のタイプを紹介させていただきます。

ホーチミンの居住エリアについて

1区

ホーチミンの中でも最も便利なエリアだといえるでしょう。オフィスビルや商業ビルが立ち並ぶ場所でもあり、外国人が多い場所でもあります。商業や行政の中心地として常に賑わっておりますし、外国人が行くようなスーパーやデパートも多いです。

ホーチミンの日本人街であるレタントン通りや、バックパッカーの集まるファングーラオ通りもこの1区です。日本食をはじめ、各国の料理が揃っています。

2区

1区と比べると、居住する欧米人の多いエリアになります。この2区にあるタオディエン地区には、高級な一軒家やヴィラが多く並んでおり、最近は高級アパートも建設されています。また、インターナショナルスクールがあるため、お子様がいらっしゃるファミリー層にも人気の高い地域です。

道路がきれいに整備されていますが、中心地に行くにはやはり車があったほうが便利だといえるでしょう。現在建設中の新空港ができたら、更に開発が進むことが予想されます。

3区

1区に隣接しており、中心地に近いエリアです。おしゃれなレストランやカフェ、それから日本食レストランも増えてきていますので、住むのには困らないでしょう。その反面、ホーチミンに昔から建っている洋館などもあるため、雰囲気の良い地域です。

日本総領事館があるのもこの3区になります。1区と比べると家賃を安く抑えられますので、同じ価格で条件の良い物件に巡り会える可能性が高いです。

4区

3区と同様1区に隣接している場所ですが、まだまだ外国人向けの住居が少ないエリアだといえるでしょう。もちろん4区に住んでいる方もいらっしゃいますが、最近開発が進められ始めた場所になりますので、今後の発展が期待できます。

5区・6区・11区

この辺りは、いわゆるチャイナタウンです。台湾資本のお店が立ち並び、5区と11区の間には中華系の安くて美味しいレストランがたくさんあります。美味しい中華料理を食べるならこのエリアですが、外国人用の住居がまだまだ少ないため、このエリアに住んでいる日本人はあまりいません。

7区

フーミーフンと呼ばれる新興住宅地になります。韓国人が多く住み、韓国人学校や台湾人学校があります。また、日本人学校がある地域になるため、ファミリーで赴任される方の中にはこの地域に住まれる方も多いです。

ベトナムの中でも道路が広く緑が豊かな綺麗なエリアになり、まるで欧米の住宅街に来たような錯覚に陥ります。オフィスビルが少なく1区までは少々時間がかかりますが、スーパーやデパート、ショッピングモールから外資系病院、ゴルフドライビングレンジ、テニスコート、プールなど、住むには非常に適した場所だといえるでしょう。

8区

フーミーフンのある7区と隣接しているため、今後開発が進んで7区のように綺麗な街になることが予想されるエリアになります。しかし現在は外国人用の物件も少なく外国人はほぼ住んでいません。

ビンタン区

1区と2区の間のエリアになります。オフィスは少ないのですが、外国人の多く住むマンションがいくつかあり、どんどんと開発が進んできています。通勤にも便利ですし日本人エリアにもすぐです。その割には1区よりも高級マンションが安く借りられますので、外国人にも人気が高いのです。

しかし、もともと海抜の低い場所だったため、スコールが降ると冠水する可能性もあります。それでもこの数年で地価がどんどんと上昇しているのを見ると、今後の開発に期待できそうです。

その他の地域

フーニョン区

外国人用のアパートなどは少ないですが、開発が進んできれいなタウンハウスが立ち並んでいます。昔からの住民も多いローカルなエリアですが、住めないことはありません。

タンビン区

フーニョン区と同じく、ベトナム人の住宅街と言った感じです。しかしこの地区はどちらかと言うと、南北統一後に北部から移り住んだ人たちや地方からやってきた人たちの中で成功した人が住んでいるといったイメージが強いです。

ゴーバップ区

タンソンニャット国際空港の北に位置するエリアになります。ローカルな住宅やアパートが立ち並ぶ地域ですので、外国人用の住居やスーパー、日系のレストラン、病院などはありません。しかし新しいタウンハウスもたくさん出来てきていますので、中心地から離れて生活したいという方にはオススメできる地域です。

日本人が住みやすい場所

上記がホーチミンの大まかなエリア情報になりますが、日本人が住みやすいのは日本人街であるレタントン通りのある1区、日本領事館のある3区、それから町並みのきれいな7区、ビンタン区あたりになるのではないでしょうか?しかし他の地区にも外国人用の物件はありますし、仕事や家族構成等によっても住むエリアは変わってくると思います。

ベトナムの不動産形態

日本でもアパートを借りる方もいれば一軒家を借りる方もいらっしゃいます。ホーチミンにも様々な不動産携帯がありますので、1つ1つを簡単に紹介させていただきます。

ローカルアパートメント

予算 300ドル~1000ドル
メリット
  • 低価格
  • どこにでもある(いろんな場所から探せる)
  • 家具や電化製品などが完備されている
デメリット
  • 英語が通じないこともある
  • 物件の質が低い
  • セキュリティが心配
特徴

ローカルアパートメントにも様々なものがありますが、基本的に低価格で借りることができます。単身者用のアパートにはキッチンや洗濯機がないところも少なくありません。しかし、クリーニングサービスのある物件もあります。

価格が安い分物件自体の質が低く、生活する中でストレスを感じる部分もあるかもしれません。しかし慣れている方にとっては全く問題ないのではないかと思います。

コンドミニアム

予算 700ドル~3000ドル
メリット
  • 比較的安価で借りることができる
  • 物件にもよるが、基本的な設備は整っている
  • 様々なタイプの物件がある
デメリット
  • 部屋によって内装が異なるため、1件1件見る必要がある
  • メンテナンスなどの対応が面倒
特徴

簡単にいえば、分譲マンションの賃貸です。個人のオーナーと直接話をして借りることになるため、交渉力が必要になってきます。家具や電化製品はひと通り揃っていますが、そのオーナーの趣味で部屋の感じが全く異なります。

理想の部屋に巡り合えればラッキーですが、内装が1部屋ずつ全く違うため、それを探すのに時間がかかります。ゆっくりと家を探すことができるのであれば、コンドミニアムも良いのではないでしょうか?

サービスアパートメント

予算 600ドル~4000ドル
メリット
  • ・ホテルと同じサービスが受けられる
  • ・メンテナンスがしっかりとしている
  • ・プールやジムなどのある物件も多い
  • ・価格が変わってくるが短期の滞在にも対応している
デメリット ホテルの一般利用客が出入りするところが多い
特徴

サービスアパートメントは、ホテルに泊まっているのと同じサービスを受けることができます。具体的には、部屋の掃除や洗濯などが家賃に含まれているところも少なくありません。また、食器などの生活用品が備え付けられている所も多いです。

ホテルと同じですので、24時間体制の警備員やレセプションがあったり、室内の設備が故障したりした際にもすぐにスタッフが駆けつけてくれます。

一戸建て

予算 700ドル~6000ドル
メリット
  • 広々と住むことができる
  • 大所帯にもオススメ
  • 騒音などが気にならない
デメリット
  • セキュリティーが不安なケースもある
  • 物件によってつくりや部屋数、家賃などが全く違う
特徴

ベトナムでは多いタウンハウスも一戸建てに含めると、ホーチミンにはいたるところに一戸建て物件があります。細長いタウンハウスから西洋風の洋館タイプまで、様々なタイプの物件があり、立地や部屋数、大きさ、新しさ等によって家賃が大きく異なります。

物件によってセキュリティー対策がなされていないところがありますし、基本的にはその物件を管理する人が近くにいませんので、不安を感じる面もあります。しかし同じタイプの物件が立ち並ぶ地域であれば、警備員が立っていたりとセキュリティーも万全です。

ルームレント

予算 200ドル~1000ドル
メリット
  • 低価格で借りられるケースも多い
  • 掃除やベッドメイキングなどがついている
デメリット 物件によって質などが大きく変わる
特徴

ルームレントとは、オーナー所有の一軒家の部屋貸しのことになります。その物件の立地や新しさ、質などによって賃料が大きく変わってきます。室内の家具や電化製品などは基本的にありますし、必要な家具などがあるのであればオーナーに相談することもできます。

場所によって使用するインターネット代金やケーブルテレビ代金などが賃料に含まれているケースもあります。賃料に含まれるサービスを確認してから契約することが大切です